電子書籍サービス20社を徹底比較！料金や特徴をご紹介

近年、スマホやパソコンなどの電子機器を用いて簡単に漫画や小説の購読が楽しめる電子書籍が、当たり前のように普及しています。

決して紙書籍の需要が絶えたわけではありませんが、持ち運びの利便性や、読書の場所が限定されないなど、電子書籍が喜ばれる例は非常に多いのも事実です。

どの電子書籍サイトのサービスが自身の希望に最もマッチしているのか、知るためには各サイトの比較が欠かせません。

比べることによって、読みたい書籍のジャンルや、実際の登録の際の優先ポイントが明確になってくるからです。

以下、主な電子書籍サービスのサイトと、それらの利用料金、作品数、キャンペーンの特徴や強みをご紹介していきます。

おすすめの電子書籍サービスを知りたい、という方も是非ご一読ください。

※記事内容は2023年10月30日時点のものとなります。値段やキャンペーンなどは閲覧日により変更されている場合があるため、公式サイトをご確認ください。

電子書籍サービス一覧（比較表）

（2023年10月30日現在）

	料金	作品数	ジャンル	特徴(キャンペーン、ポイント還元、強み)
ebookjapan	登録料金無料 都度購入制	85万冊以上	漫画(少年・少女・青年・女性) TL BL ハーレクイン ライトノベル 文芸 ビジネス 実用書 雑誌	◎18,000冊以上の無料漫画配信中 ◎支払金額に応じてPayPayポイントゲット ◎限定的なキャンペーン多数 (毎日ログインで最大70％OFFゲットチャンス、1日1回くじ引きでPayPayポイントゲットチャンスなど) ◎曜日ごとに異なる内容の割引クーポンの配布あり
まんが王国	1.都度ポイント追加制 2.月額料金制 (330円、550円、1,100円、2,200円、3,080円、3,300円、5,500円、11,000円より選択)	14万冊以上	少年・少女漫画 女性・青年漫画 TL BL オトナマンガ	◎購入や使用の金額に応じて最大50％の還元あり ◎限定的なキャンペーン多数 (全作品対象の、5回使える30％OFFクーポンなど) ◎来店ポイント 「来店ポイントゲット!」をクリックするだけで、1～5ポイントゲットのチャンス 5の付く日(5日、15日、25日)は、5ポイント貰える ◎おみフリのシステム 昼と夜、1日2回まで引ける、ハズレ無しのおみくじ型クーポン 大吉……50％ 中吉……30％ 吉……20％ 小吉……10％ ◎対象作品に5回使える30%OFFクーポン配布 (毎日20時に配布され、24時間以内使用可能)
コミックシーモア	1.   ポイントプラスプラン(都度購入制) 2. 月額プラン (330円、550円、1,100円、2,200円、3,300円、5,500円1,1000円より選択)	121万冊以上	少年・少女漫画 青年・女性漫画 BL ライトノベル TL レディコミ 小説・実用書 雑誌 写真集 ハーレクイン メディア化 シーモアオリジナル オトナ	◎新規会員登録で70％OFFクーポンゲット ◎月額メニュー登録でポイントプラス ◎LINE友達追加で最大500ポイントゲット ◎限定的なキャンペーン多数 (1日1回限定くじ引きにて、最大50％還元など) ◎1冊丸ごと無料の漫画多数
シーモア読み放題	1.読み放題ライト:月額780円(税込) 2.読み放題フル:月額1,480円(税込)	読み放題ライト:6万冊以上 読み放題フル:14万冊以上	読み放題ライト: 少年・少女漫画 青年漫画 小説 雑誌 写真集 ビジネス 実用書 読み放題フル: 読み放題ライトのジャンル BL TL オトナコミック ライトノベル	◎どちらのコースも7日間無料体験可能 ◎読み放題フルのコース限定キャンペーンあり
ブックライブ	登録料金無料 都度購入制	100万冊以上	漫画全般(少女・少年・女性・青年・BL・TL・メンズ) ライトノベル 小説・文芸 ビジネス・実用書 雑誌 写真集	◎10,000冊以上の漫画が丸ごと無料 ◎1日1回来店ポイントゲット可能 ◎毎日回せるお得なクーポンガチャ(全品50％OFFが出ることもあり) ◎書籍購入時にTポイントが貯まる
DMMブックス	登録料金無料都度購入制 ※ただし、成人専用ページのみ月額1,480円(税込)の読み放題プランあり	約98万冊(成人コンテンツ込)	男性コミック(青年・少年) 女性コミック(少女・レディース) 文芸・ラノベ ビジネス・実用 BL TL 写真集 GIGATOON・タテヨミ(フルカラー+縦のスクロールで読める) FANZAブックス(※成人専用)	◎30,000冊以上無料漫画あり ◎限定的キャンペーン多数(初回購入限定90％OFFなど) ◎DMM JCBカード新規入会でお得なキャンペーンあり(通常、新規入会で2,000ポイント配布、ポイントチャージ時も4％還元など) ◎年3回のスーパーセールあり ◎成人向け専用ページあり
Renta!	登録・月額料金無料 都度ポイント購入制	レンタル37万冊以上 購入87万冊以上	少女・少年漫画 小説・実用書 TL BL タテコミ 絵ノベル 雑誌 写真集	◎1話(11円)から購入可能 ◎レンタルしていた作品を途中で購入した場合、購入価格からレンタル価格を引いた値段で買い物が可能 ◎無料サンプル作品多数あり ◎ポイント購入額ごとに、ボーナスポイントの付与あり
Kindle Unlimited	月額980円(税込)	200万冊以上	少女・少年漫画 青年・女性漫画 小説・実用書 TL BL 絵本・児童書 雑誌 写真集	◎初回30日間無料利用可能 ◎Amazonアカウントでログインするシステム ◎読み放題対象の範囲内で無料閲読可能
dブック	登録・月額料金無料 都度購入制	60万冊以上	女性・男性漫画 ライトノベル小説・文芸ビジネス・実用趣味・暮らし 写真集 ハーレクイン 雑誌 TL BL	◎dポイント貯蓄・使用が可能 ◎dカード利用時、100円(税込)で1％、dカード払いで2％のdポイント還元あり ◎dブックデー(10日、20日、30日)はdポイント20％還元 ◎初回購入50％割引可能 ◎くじ引きでクーポンゲットのチャンス ◎3,000冊の漫画が無料購読可能
Amebaマンガ	1.コインチャージ制:購入時に足りないポイント分だけチャージ 2.月額料金制（330円、550円、1,100円、2,200円、3,300円5,500円、8,800円、11,000円、22,000円、33,000円より選択	100万冊以上	少年・少女漫画 青年・女性漫画・BL・TL・メンズ ライトノベル 一般小説 ビジネス 実用書 雑誌 写真集	◎漫画100冊まで40％OFFキャンペーン(新規登録者限定) ◎限定的キャンペーンも多数(期間中100冊以上無料のタイトルがあるなど) ◎月額コースにて初回ボーナスポイント最大50％、継続ボーナスポイント33％ゲット ◎10,000冊以上の無料漫画あり ◎LINE友達登録でポイントゲット
honto	登録・月額料金無料 都度購入制	72万冊以上	少年・少女漫画 青年・女性漫画 ビジネス・実用書 写真集 雑誌	◎新規会員登録で電子書籍50％OFFクーポンゲット ◎紙書籍と電子書籍両方の用意あり ◎期間中、限られた書籍のポイント5倍キャンペーンなどあり ◎紙書籍が3,000円以上で送料無料 ◎丸善、ジュンク堂、文教堂など大手書籍と連携中で安心
U-NEXT	月額2,189円(税込) ※雑誌やオリジナル書籍が読み放題	44万冊以上	少年・少女漫画 TL BL ラノベ 小説 ビジネス 写真集 児童書 読み放題雑誌	◎初回31日間無料利用可能 ◎映画やドラマなど動画サービスも、月額料金内で利用可能 ◎毎月1,200ポイントの配布あり ◎購入後、最大40％ポイント還元あり ◎最大4つまで増やせるファミリーアカウント(※4人で利用ならひとり月額約5０0円)
auブックパス	月額制 1.マガジンコース:418円(税込) 2.総合コース:618円(税込) ※上記コース外の作品は都度購入です	100万冊以上	少年・少女漫画 青年・女性漫画 小説 雑誌 実用書	◎初回登録時、30日間無料利用可能 ◎au利用者なら携帯電話料金との合算払い可能
楽天kobo	登録・月額料金無料 都度購入制	約400万冊	少年・少女漫画 青年・女性漫画 小説 ビジネスBL・TL ライトノベル 学習・参考書 雑誌 写真集	◎初めての方限定楽天ポイント最大2,000円相当ポイントバック ◎毎日更新される半額作品あり ◎期間限定キャンペーン多数(最大20％OFFクーポン配布など) ◎楽天関連のキャンペーン多数 (5と0の付く日は楽天ポイント5倍、楽天koboで1,000円以上買い物すれば、楽天市場のポイントが＋0.5倍など)
Book☆WALKER	読み放題月額制 836円(税込) ※Apple決済/Google Play決済の場合は840円(税込) ※上記プラン外の作品は都度購入です ※読み放題作品以外はつど購入です	132万冊以上	少年・少女漫画 青年・女性漫画 BL・TL・同人誌 ライトノベル 一般小説 ビジネス 実用書 雑誌 写真集	◎初回14日間無料利用可能 ◎初回購入時、合計額から半額還元 ◎全巻セットなどのまとめ買いで20％OFF ◎書籍やコインの購入で、コインのキャッシュバックあり ◎期間限定キャンペーンあり
楽天マガジン	1.月額料金制418円(税込) 2.年額料金制3,960円(税込)	1,600誌以上	雑誌： 女性ファッション 男性ファッション 料理 スポーツ 芸能 ビジネス 旅行ガイドなど多数	◎月額料金内で雑誌読み放題 ◎初回の３１日間は無料利用可能 ◎楽天ポイント付与あり (100円につき1ポイント。楽天トラベルや楽天市場などで使用可能) ◎マルチデバイス対応で、最大7台までアカウント共有可能(月額or年額料金÷人数で、安く利用可能)
ブック放題	月額料金制 550円(税込)	雑誌800誌以上 漫画50,000冊＋漫画雑誌100誌以上	雑誌： 週刊誌・実話・ビジネス 娯楽・トレンド・趣味・車 スポーツ・アウトドア 男性ファッション 女性ファッション・美容 グルメ・料理・女性ライフスタイル 旅行 漫画： 少年・少女漫画 青年・女性漫画 TL BL レディコミ ハーレクイン	◎最大1か月間無料(※雑誌は無制限に読み放題、漫画や漫画雑誌は20冊までの制限付き) ◎コメントや♡(いいね)機能でPayPayポイントゲット ◎マルチアカウントにて最大6台まで使用可能(※6台ならひとり月額約91円)
Fujisan.co.jp	登録無料 1.定期購読制(1年・6ヶ月など、購読期間が決まっているパターン) 2.月額払い制(ひと月ごとに請求が発生) 3.バックナンバー・単品制(都度購入し、その都度料金が発生)	10,000誌以上	雑誌： 女性・男性ファッション ビジネス・経済 健康・生活 スポーツ バイク・自動車・乗り物 芸能・音楽 グルメ・料理 旅行・タウン情報 アニメ・漫画 ペット・動物 文芸・総合 趣味・芸術 ヘアカタログ・美容 看護・医学・医療 教育・語学 テクノロジー・科学・パソコン 新聞・業界紙 アダルト 海外(洋・中国)など多数 教材 絵本	◎「タダ読み」機能なら、デジタル雑誌5,000冊以上が 無料購読可能 ◎定期購読でオリジナル特典(ハンカチやトートバッグなど)が付いてくるチャンス ◎購入の注文金額が5,000円以上で500円割引になるキャンペーン(※初回会員登録限定) ◎読者レビュー記載でギフトが貰えるチャンス ◎紙版と電子書籍版、両方の用意あり
SEshop	登録無料 都度購入制	約2,900冊	コンピュータ書 ビジネス書 資格書 実用・趣味・一般書 カレンダー セミナー・イベント関連 マーケティングの定番書「MarkeZine」の定期購読 マーケティング最新動向調査	◎翔泳社の書籍が全部集合 ◎会員登録で500円分のポイントゲット可能 ◎何度も利用可能な、当月限定のクーポンあり(例えば対象商品10％OFFなど) ◎買い物のたびに、定価の10％分のポイント付与あり ◎紙書籍と電子書籍両方の用意あり
漫画全巻ドットコム	登録無料 都度購入制	100万冊以上	少年・青年漫画 少女・女性漫画 BL TL メンズ・レディース漫画 ライトノベル 一般書籍 アメコミ 絵本 写真集 雑誌	◎漫画の全巻一気購入可能 ◎キーホルダーなどのオリジナル特典が付く漫画もあり ◎無料のクリアブックカバープレゼントあり ◎日替わりクーポン配布(電子書籍限定で毎日内容更新、割引金額も日替わり) ◎紙書籍と電子書籍両方の用意あり ◎1万円以上の買い物で送料無料 ◎紙書籍の梱包に定評あり

だいぶ多くなりましたが、ここで比較されているものもまだほんの一部です。

ただ、見比べると、特に重要なチェックポイントがいくつかあることが分かります。

やはり、大きく分けてこれら５つでしょう。

この５つの要素をひとつひとつ比較すれば、自ずと取捨選択ができ、だんだん絞られていきます。

以下でも更にジャンルごとに細かく比較していきますので、絞り込みの参考にしてください。

電子書籍サービスをジャンル別に比較

漫画中心の電子書籍比較

	無料作品数	作品数	特徴
ebookjapan	18,000冊以上	85万冊以上	◎支払金額に応じてPayPayポイントが手に入る ◎曜日ごとに異なる内容の割引クーポンの配布あり ◎登録料金無料、都度購入制
まんが王国	10,000冊以上	14万冊以上	◎購入しても使用してもポイントが還元される ◎オリジナルクーポンの種類が豊富
コミックシーモア	30,000冊以上	121万冊以上	◎15年以上続いて安心を謳うサイト ◎オトナ作品やBLも充実
シーモア読み放題	140,000冊以上 ※読み放題フル	読み放題ライト:6万冊 読み放題フル:14万冊以上	◎どちらのコースも7日間無料体験可能 ◎読み放題フルならBL、TL、オトナコミック、ライトノベルも読み放題
ブックライブ	10,000冊以上	100万冊以上	◎クリエイターのイラストが検索できるコーナーあり ◎書籍購入時にTポイントが貯まる ◎登録料金無料、都度購入制
DMMブックス	30,000冊以上	約98万冊(成人コンテンツ込)	◎GIGATOON・タテヨミのコーナーでフルカラーの漫画が読める ◎成人向け専用ページが充実 ◎登録料金無料、都度購入制
Renta!	1,600冊以上※全作品試し読み可能	レンタル37万冊以上 購入87万冊以上	◎レンタル作品が他社と比べて豊富 ◎「絵ノベル」のジャンルあり ◎登録料金無料、都度購入制
dブック	最大3,000冊	60万冊以上	◎サイト利用にdアカウントが必要 ◎使いながらdポイントを貯められる ◎登録料金無料、都度購入制
Amebaマンガ	10,000冊以上	100万冊以上	◎編集部のおすすめピックアップ漫画紹介が面白い ◎サイトの作りがシンプルで分かりやすく、初心者向け ◎女性向けの漫画ラインナップ広め
honto	非公開 ※試し読み10,000冊以上	72万冊以上	◎紙書籍と電子書籍両方の用意あり ◎丸善、ジュンク堂、文教堂など大手書籍の本がすべて検索できる ◎登録料金無料、都度購入制
auブックパス	5,000作品以上	100万冊以上	◎初回登録時、30日間無料利用可能 ◎au利用者なら携帯電話料金との合算払い可能
楽天kobo	非公開 ※試し読み多数	約400万冊	◎100円(税抜)で1ポイントの楽天ポイントが貯まり、また使うこともできる◎登録料金無料、都度購入制
Book☆WALKER	40,000冊以上	132万冊以上	◎全巻セットなどのまとめ買いがお得 ◎KADOKAWA直営の電子書籍サイト
漫画全巻ドットコム	4,400冊以上	100万冊以上	◎漫画の全巻一気購入可能 ◎漫画にオリジナル特典が付くことあり ◎無料のクリアブックカバープレゼントあり ◎紙書籍と電子書籍両方の用意あり ◎オリジナルの本棚ボックスや、紙書籍の梱包の丁寧さが高評価◎登録料金無料、都度購入制

漫画中心の電子書籍比較の総評

上記の通り、漫画をメインコンテンツとする電子書籍サイトは非常に多いです。

登録自体が初めての場合には混乱してしまうことがあるでしょうが、ひとつだけ優先ポイントを作れば、充分な決定打になるかもしれません。

サービス数自体が多いため、比較基準も、

など、あげきれないほど豊富ですが、例えば、PayPayや楽天ポイント、Tポイントを同時に貯めたい場合は「ebookjapan」や「楽天kobo」、「ブックライブ」がお得でしょうし、一度の登録で読み放題チャンスをゲットできる「シーモア読み放題」は人気・知名度ともに申し分ありません。

登録や月額料金無料の気軽さ優先なら「Renta!」や「dブック」も魅力的でしょう。

また、意外に見逃し難いのが、紙書籍と電子書籍の両方を取り扱うサイトの存在です。

電子書籍のありがたみが広まりつつある中、紙書籍への拘りは決して色褪せません。

むしろ、コレクションが好きな人にとっては、紙書籍をまとめて発送してくれる、「漫画全巻ドットコム」や、紙書籍の総数も自慢な「honto」は特に需要が高く、発送の際の梱包テクニックや購入特典が感動の声を集めています。

このような比較基準はあくまで一例にすぎません。

いずれのサイトも個性的なサービスを展開し、ユーザーを引き込もうと頑張っていますので、本登録には幾度か迷うかもしれませんが、一番優先したいメリットをひとつだけ持っておくと、案外決めやすくなります。

また、登録後も、今やどのサイトも半額割引などの大きなキャンペーンを行うのが主流なため、心配せずとも何かしらの割引に喜ぶことはできるはずです。

漫画中心の電子書籍サービスはこんな人におすすめ

１．とにかく漫画が好き、あるいは漫画だけ読めれば充分という人

電子書籍サイトへの登録目的がそもそも漫画の購読に当たる人には、言うまでもなく上記のサイトがおすすめです。

「コミックシーモア」、「まんが王国」、などは、特に名前通りのラインナップで、ジャンルがほぼ漫画に絞られており、漫画愛好家向けに作られています。

定額内で読み放題になる「シーモア読み放題」や、オリジナルクーポンが細かく配布される「ebookjapan」、シンプルなサイト装飾で初心者向けの「Amebaマンガ」など、それぞれの特徴を鑑み、最も気持ちよく漫画購読できそうなところを選びましょう。

2.紙媒体の漫画を増やしたくない人

漫画は、他の書籍より巻数が多くなりやすいのが特徴であり、「こち亀」や「名探偵コナン」のように１００巻を超える名作も少なくありません。

幅を取ってしまうことが、時にデメリットにもなるでしょう。

電子書籍最大のメリットとして、スマホなどの電子機器ひとつに何百冊も閉じ込められるところが挙げられます。

実際の本棚や生活スペースを圧迫せず、電車内や旅行先など、読書場所も限定されないため、100巻超えの漫画もスムーズに購読できるのです。

3.むしろ紙書籍の漫画を集めたい人

勿論、電子書籍サービスのサイトへの登録の需要は、電子書籍派に限りません。

紙書籍と電子書籍を同時に展開するサイトは結構あり、こちらも評判が高まっています。

紙書籍の需要はいまだ絶えませんし、むしろ実物の漫画をコレクションしたい人にももってこいなのです。

例えば「漫画全巻ドットコム」は、紙書籍の全巻まとめ売りをメインサービスのひとつとして掲げており、オリジナル収納ボックスの魅力や、隙の無い丁寧な梱包で非常に人気です。

通常であればなかなか勇気の要る一気購入ですが、オリジナル特典の付与や、ポイント還元サービス、送料無料など、かなりの見返りが期待できます。

同じ紙書籍の購入でも、電子書籍サイトを通すことで、現実の本屋さんで図書カードを使って買うよりお得感の強さを感じることもできるので、紙媒体の漫画コレクターさんにもうってつけです。

雑誌中心の電子書籍比較

	無料作品数数	作品数	特徴
楽天マガジン	登録で全雑誌読み放題	1,600誌以上	◎利用と同時に楽天ポイントが貯まる ◎月額なら418円(税込)、年額なら3960円(税込)で読み放題のため、コスパ最強と名高い ◎マルチデバイス対応で、最大7台までアカウント共有可能
ブック放題	登録で全雑誌読み放題	雑誌800誌以上 漫画雑誌100誌以上	◎コメントや♡(いいね)を残しやすい仕様◎コメントや♡(いいね)機能でPayPayポイントゲットのチャンス ◎マルチアカウントにて最大6台まで使用可能でお得 ◎ソフトバンク会員なら、携帯との合算払い可能
Fujisan.co.jp	5,000冊以上	10,000誌以上	◎紙書籍と電子書籍両方の用意あり ◎英会話のテキストや絵本も充実で、ラインナップはやや勉強寄り ◎定期購読申込みでオリジナルグッズの提供あり
U-NEXT	10,000冊以上(※この内雑誌は190誌以上	44万冊以上	◎映画やドラマなど動画サービスも一緒に楽しめる ◎読み放題雑誌のコーナーあり◎ファミリーアカウントで、月額料金を抑えて利用可能

雑誌中心の電子書籍比較の総評

単純に雑誌購読ができるところは多数ありますが、特に雑誌の読み放題が売り文句のサイトは上の４つが代表的です。

雑誌のみ読めれば良しとするか、ほかにもお楽しみポイントを持ちたいかで比較すると、サイト選びの基準が作れます。

安価で雑誌の読み放題に憧れる場合は、「楽天マガジン」「ブック放題」がコスパの良さと使いやすさで圧倒的です。

雑誌だけ読めれば嬉しいという人は、このどちらかのサイトで最低基準は軽々クリアできてしまいます。

雑誌１冊の値段は、漫画１冊のそれよりやや高い傾向があり、それを月額３桁で制限無く読めるのは、雑誌をこまめに読む人にとってはこの上ない条件でしょう。

雑誌購読以外にも遊べるポイントが欲しい時は、「Fujisan.co.jp」や「U-NEXT」の中身を比べると良いかもしれません。

「Fujisan.co.jp」は、申し込んだ雑誌の定期購読システムのほかに、英会話などの教材や絵本も揃っているため、勉強や、小さなお子さんへのプレゼント目的で選ばれています。

また、著作権の影響で閲覧ページが制限されがちな電子雑誌と違い、紙での購入もできるため、全ページしっかり読めるのも高評価に値します。

一方の「U-NEXT」は、読み放題雑誌のコーナーが嬉しいばかりでなく、映画やドラマ、アニメなどの動画コンテンツも同サイト内で楽しめるという、他社に無い個性が光っています。

月額料金こそ2,189円(税込)と高額寄りですが、ファミリーアカウントを駆使すれば４分の１にまで金額を抑えられますし、何よりこの値段で動画も電子書籍も楽しめるのですから、だいぶ親切です。

以上は、簡単な比較でしかなく、ほかにも、配布クーポンの内容や扱う雑誌の種類に惹かれて登録を決めるパターンなど色々あります。

メインとなる雑誌購読以外にどんな付加価値があるかを比べてみると、より迷いなく登録に進めるはずです。

雑誌中心の電子書籍サービスはこんな人におすすめ

1.雑誌を日常的に良く買う人

仮に毎月本屋さんで１、２冊雑誌を買った時、意外に年間での金銭面が馬鹿にできないほか、紙雑誌ならではの重さや嵩張りが厄介になることがあるかもしれません。

どちらの悩みも助けてくれるのが、電子での雑誌購読です。

例えば、「楽天マガジン」と「ブック放題」は、それぞれ各月418円（税込）と550円(税込)のため、１か月の間にたった２冊読むだけで、あっという間に元が取れてしまいます。

毎号追いかけている雑誌がある人や、雑誌を眺めることそのものが趣味の人ほど得できる仕組みです。

2.マルチアカウントで更にお得に楽しみたい人

雑誌読み放題のサイトに限りませんが、「楽天マガジン」や「ブック放題」、「U-NEXT」など、家族や知人でアカウントを分け合い、毎月の料金を半額未満で利用できるところが増えています。

如何に元を取りやすいからと言って、一応月額料金が発生しているのですから、これをもっと抑えられたら、これほど嬉しいことはありません。

一緒に使いたい相手が居る人、高額を理由に諦めようとしている人こそ見逃してほしくないポイントです。

サイトによっては雑誌だけでなく、映画視聴や漫画購読を行える場合がありますから、低価格でより多くのサービスに触れることもできてしまいます。

小説・ライトノベルの電子書籍比較

	無料作品数	作品数	特徴
Kindle Unlimited	200万冊以上が読み放題	200万冊以上	◎洋書が見つかりやすい◎Amazonのアカウントでログイン可能 ◎無料試し読み増量コーナーあり
auブックパス	5,000作品以上	100万冊以上	◎総合コース登録でより多くの小説が読み放題 ◎au利用者なら携帯電話料金との合算払い可能
honto	非公開 ※試し読み10,000冊以上	72万以上	◎紙書籍と電子書籍両方の用意あり ◎丸善、ジュンク堂、文教堂など大手書籍の本がすべて検索できるため、数が多い
ebookjapan	18,000冊以上	85万冊以上	◎漫画がメインコンテンツのため、ライトノベルは少なく、専用ページもやや簡素
コミックシーモア	30,000冊以上	121万冊以上	◎ライトノベルだけでも3,800冊以上
シーモア読み放題	140,000冊以上 ※読み放題フル	読み放題ライト:6万冊以上 読み放題フル:約14万冊以上	◎読み放題ライトなら漫画のほかは小説のみ ◎読み放題フルなら、ライトノベル、オトナコミックも解禁
ブックライブ	10,000冊以上	100万冊以上	◎小説は約6万冊、ライトノベルは約18,000冊とかなり豊富
DMMブックス	30,000冊以上	約98万冊(成人コンテンツ込)	◎小説・ライトノベル共に数は控えめ ◎「官能小説」コーナーの用意あり
dブック	最大3,000冊	60万冊以上	◎小説、ライトノベル共に10.000冊以上紹介あり ◎BL 小説のコーナーあり
Amebaマンガ	10,000冊以上	100万冊以上	◎漫画がメインコンテンツのため、小説は約400冊、ライトノベルは約700冊とやや控えめ ◎ドラマ化や映画化で話題の小説は上の方にあって分かりやすい
U-NEXT	10,000冊以上(※この内雑誌は190誌以上	44万冊以上	◎映画やドラマなど動画サービスも一緒に楽しめる ◎ライトノベル自体の数は100冊ほどと控えめ ◎ファミリーアカウントで、月額料金を抑えて利用可能
楽天kobo	非公開 ※試し読み多数	約400万冊	◎漫画や雑誌の豊富さが目立ち、小説やライトノベルの数は控えめ ◎洋書が見つかりやすい
Book☆WALKER	40,000冊以上	132万冊以上	◎小説5,700冊以上、ライトノベル810冊以上とかなり豊富

小説・ライトノベルの電子書籍比較の総評

小説やライトノベルに関しては、それらメインで電子書籍を使いたいか、そうでないかをまず明確にすると良いかもしれません。

漫画や雑誌しか置かない、あるいはこれらが幅を利かせているために、書籍の総数では優秀でも、小説とライトノベルの扱い自体がとことん狭いことも多いからです。

例えば、最近の新作に限らず、古本屋さんの隅にあるような昔の名作まで、とにかく小説が好きという場合は、「honto」、「Kindle Unlimited」のように、ジャンルが固定されずあらゆる書籍を検索できるサイトが、自由度が高いでしょう。

超大型の本屋さんに居る気分で、種々雑多に探せるのでおすすめです。

作品詳細をクリックすると、すぐに☆の数やレビューをチェックできるのも親切で、ふたつのサイトに共通するありがたいメリットと言えます。

また、これら２社を猛追する「ブックライブ」も素晴らしく、母数に対して小説＋ライトノベルも何万冊もの用意があり、ほかの漫画メインのサイトと比較すると、かなり探しやすそうです。

一方、小説やライトノベルの用意数が物足りないサイトでも、ドラマ化や映画化での話題作や、夏目漱石、太宰治といった教科書に載るような文豪の作品くらいならしっかり押さえられていることが多くなっています。

漫画さえ満足に読めれば、ほかは添え物程度で充分という場合、希望の作品があるかどうかだけ確認できたら、あとは月額料金やキャンペーンの内容で一番しっくりくるところを目指して登録に進むと良いでしょう。

小説・ライトノベルの電子書籍サービスはこんな人におすすめ

1.日頃から小説が好きな読書家さん

漫画や雑誌の読み放題を堂々と掲げる電子書籍サイトは、探そうとしなくても見つかるくらい増えてきましたが、比較して小説がメインコンテンツのサイトは、まだまだ少数です。

小説分野にも特に力が入っている、「honto」や「Kindle Unlimited」では、紙書籍と電子書籍のいずれも用意があるタイトルが多数揃っていて、紙媒体の小説が好きな人にも、電子書籍で済ませたい人にも喜ばれる仕様になっています。

本屋さんに行く時間が無い、他人のレビューを逐一チェックしたいという時に便利ですし、思い立った時にいつでも検索・購入ができるので、今まで以上に小説を多く買えるかもしれません。

2.BLなど一部のジャンルにハマっている人

女性を中心に人気を誇るBL作品ですが、何も漫画だけではありません。

ライトノベル版や小説版もあり、漫画以外も網羅したいBLファンにとっては欠かせない要素ではないでしょうか。

それゆえ、小説やライトノベルの用意数自体が控えめなサイトでも、目当てとなるBL作品が見つかれば、登録にはまあまあ需要があると言えます。

例えば、漫画の読み放題でお馴染みの「コミックシーモア」でも、小説やライトノベルの数の少なさが指摘される「Amebaマンガ」でも、とりわけBL作品に関しては、ライトノベル版もしっかり用意があったりするのです。

中には「dブック」のように、BL小説のタブが分かりやすく置かれ、すぐに検索できる工夫をしているサイトまであります。

小説やライトノベル自体が好き、という理由ではなく、BLが好き・ハマっているからということであれば、案外どの電子書籍サイトでも満足できるかもしれません。

ビジネス・実用、技術書・専門書の電子書籍比較

	試し読み数	作品数	特徴
Fujisan.co.jp	5,000冊以上	10,000誌以上	◎紙書籍と電子書籍両方の用意あり ◎定期購読申込みでオリジナルグッズの提供あり
SEshop	非公開 ※全体数の半分ほど試し読み可能(会員登録者限定)	約2,900冊	◎紙書籍と電子書籍両方の用意あり ◎翔泳社の書籍が全て購入可能 ◎コンピュータやプログラミング、ビジネスに役立つ参考書多数 ◎日商簿記などの資格書もあり ◎電子書籍がPDF化されている
honto	非公開 ※試し読み10,000冊以上	72万冊以上	◎紙書籍と電子書籍両方の用意あり ◎大手出版社の書籍が全て揃っており、出版社からの検索が可能 ◎ビジネス書だけでも9,000冊以上、実用書も約4,500冊と数自慢

ビジネス・実用、技術書・専門書の電子書籍比較の総評

ビジネス・実用、技術書・専門書に特化する電子書籍サイトはかなり絞られており、貴重です。

メインとしてこれらを扱うところは、漫画などのサービスサイトが目立ちすぎているためにまだまだ少ないですが、一部の、目的がはっきりしている人にはとてもありがたがられています。

紙と電子書籍のハイブリットで勝負の「honto」、翔泳社の書籍が集合し、プログラミングやIT関連の勉強にもってこいの「SEshop」、NHKテキストや四季報の定期購読ができる「Fujisan.co.jp」など、どれも個性が光っています。

会社が固定されていて最も幅の狭い「SEshop」は、逆に言うと翔泳社の書籍は全て揃えることができます。

コンピュータやプログラミングの勉強に力を入れている人、日商簿記など基本的な資格を取りたいと考えている人、新社会人としてビジネスの基礎を学びたい人……この辺りの教養なら、「SEshop」である程度調べることが可能です。良くも悪くも2,900冊ほどと、数が控えめなので探しやすいでしょう。

「Fujisan.co.jp」では、英会話教材や日経ビジネスの定期購読に、お得に申し込むことができます。

とても専門的な分野ですが、怠け癖を直して勉強できたと喜ぶコメントも多いです。

このような側面を持つサイトは、娯楽目的での使用率はやや低いですが、その分勉強や研究の内容が明確な場合には、逆にその狭さのおかげで、検索しやすくはなっています。

ビジネス・実用、技術書・専門書の電子書籍サービスはこんな人におすすめ

1.社会人として必要な資格を取ってみたい人

例えば、「SEshop」は、介護福祉士や日商簿記などのメジャーな資格書が集結しており、資格取得の勉強に最適です。

「honto」や「Fujisan.co.jp」でも、いざという時ビジネスで役立てられそうな、英会話やマナー教材の姿を確認できます。

ビジネス・実用、技術書・専門書をメインで扱う電子書籍サイトは、一般的に知れ渡っている、いわゆる漫画読み放題とは内容が全く違います。

違うからこそ、娯楽はあちら、勉強はこちらと完全に畑を分けて使うことができるのです。

通常の漫画や小説を置く電子書籍サイトではなかなかお目にかかれない専門書だらけのサイトも、ひとつ登録しておくと後々困らないかもしれません。

2.勉強したい分野が明確な人

自分が今熱中していることや勉強中の科目が明確であれば、より該当の科目の教材が集まっているところに登録すれば良いので、ひとつの基準として設けておくと見つけやすいでしょう。

「honto」のように、中・高校生向けの英語やNHKラジオ英会話などのテキストがふんだんに揃うサイトから、「SEshop」のように、プログラミングやマーケティング、IT全般の書籍中心に集まっている、ごく専門的なサイトまで様々です。

紙書籍と電子書籍両方の用意があるテキストも珍しくないので、自身が学びやすい方を選べるのもメリットと言えます。

また、電子書籍サイトを通して購入することで、独自の割引クーポンの恩恵に預かれることも多いため、本屋さんに赴いて定価で購入するより金額を抑えるのも、全く夢ではありません。

成人向けのサービスもある電子書籍比較

	試し読み数	作品数	特徴
DMMブックス	30,000冊以上	約98万冊(成人コンテンツ込)	◎「FANZAブックス」という成人専用ページあり ◎「官能小説」コーナーの用意あり ◎月額1,480円(税込)でアダルトコミックが読み放題になるプランを提供
コミックシーモア	30,000冊以上	121万冊以上	◎オトナコミック専用タブあり
シーモア読み放題	140,000冊以上 ※読み放題フル	読み放題ライト:6万冊以上 読み放題フル:約14万冊以上	◎読み放題ライトなら漫画のほかは小説のみ ◎読み放題フルなら、ライトノベル、オトナコミックも解禁
ebookjapan	18,000冊以上	85万冊以上	◎各漫画の表紙からすぐにクチコミに飛べる ◎BL、TL、アダルト関連は基本的に★4以上と高評価
ブックライブ	10,000冊以上	100万冊以上	◎成人向けでも全て試し読み可能 ◎小説、BL、TLどれもかなり豊富

成人向けのサービスもある電子書籍比較の総評

そもそも電子書籍のサイトに登録する目的が、「成人向けコンテンツを読み漁りたいから」というものなのか、そうでないのかで基準を作ると良いでしょう。

各サイトは成人向け作品の扱い方にも特徴があり、それメインとするのと、そうでないのとで分かれているからです。

アダルト事業で有名な「FANZA」と提携し、成人向けの特設ページまで用意がある「DMMブックス」が、どうしても頭一つ抜けて目立っています。

ここでは、わざわざ探そうとしなくても向こうから寄ってくるほど、トップページから成人向け作品の存在がにおっていますし、月額料金を払えばアダルトコミック限定の読み放題プランに参加できる仕組みまで整っているのです。

ですので、はなから成人向けコンテンツ目当てで登録を考える人は「DMMブックス」、そうでなく、一般向け漫画の付け足し程度で構わないなら別のサイト、と区切ると良いと思います。

因みに上記に挙げた「DMMブックス」以外のサイトは、どこも成人向け作品をメインとしていなくても、大人向けBLの漫画やライトノベルなどが人気で、数も比較的多めかつ高評価を得ているところばかりです。

ページに成人向け専用リンクが無くても、少数しか読めないわけではありませんので、心配せずとも大丈夫です。

成人向けのサービスもある電子書籍サービスはこんな人におすすめ

1.人目を忍んで成人向けコンテンツを漁りたい人

最近では成人要素の濃い同人誌などを買いに走る、その界隈のファンは決して珍しくありませんが、それでもやはり内容が内容なだけに、人に見られず購入・購読ができれば……と誰もが思うものでしょう。

そもそも紙媒体での書籍を本屋さんに買いに行くために発生する悩みなのであって、電子書籍に移行すればあっという間に解決できてしまいます。

しかも、比較表に挙げたようなサイトたちはどれも表向きにはごく一般的な電子書籍サービスのサイトで、中身は成人コンテンツに限りません。

仮にサイト登録を人に話しても、目的がばれることは無いですし、購読場所さえ注意すれば、これらのサイトに登録して成人コンテンツを探したからと言って、情報が洩れる心配は無いのです。

2.少々料金を取られても、成人向けを読みたいという覚悟のある人

基本的に電子書籍サービスは、決まった月額料金を払うとか、都度購入すればそれ以上金額が増えることはありません。

しかし、ごく限られたサイトのみにはなりますが、成人コンテンツに関しては、内容が内容なだけに別料金で対応をしてくるところも見受けられます。

例えば「DMMブックス」や「シーモア読み放題」です。

前者は、何もせずとも成人コンテンツは豊富に楽しめますし、心配は無いのですが、あえてアダルトコミック専用の読み放題プランも別枠で設けています。

通常のコンテンツのほかに、このプランにも手を出したいとなった場合は、別途月額1,480円(税込)がかかってくるので、熟慮が必要です。

後者は、読み放題ライトとフル、ふたつのコースのうち、月額７８０円(税込)と低価格のライトは、残念ながらお色気ジャンルは含まれません。

どうしても月額1,480円(税込)でやや高価格の読み放題フルでないと、BLやTLを含む大人向け作品は読み放題にならない仕様です。

このようにサイトによっては一般向けと成人向けの間に金額で境界線を引くところも間々あります。

それぞれ割引キャンペーンや無料期間など、得できる工夫はいくつもあるので、本屋さんで買うより低価格が狙える可能性はありますが、成人向けは通常よりもあくまで高価格に認定されやすいことは覚えておきましょう。

電子書籍サービスを目的別で比較

作品数で選ぶ、上位3サービス

	サービス名	作品数
第1位	楽天kobo	約400万冊
第2位	Kindle Unlimited	200万冊以上
第3位	Book☆WALKER	132万冊以上

作品の用意数においては、100万冊以上揃うサイトが非常に輝いています。

その中でも「楽天kobo」は圧倒的な作品数です。

「Kindle Unlimited」と「Book☆WALKER」も負けじと続きます。

書籍数が多いところを狙いたい場合は、これらのサイトを基準とし、更に中身を比較すると良いかもしれません。

総数で圧倒しているサイトのメリットは、漫画しかないとか、専門書しかないという風に、ジャンルが絞られすぎていない点にあります。

漫画、小説、実用書、洋書、参考書など、その時の自身の趣味や目的に合わせた読書が望めるでしょう。

無料で読める作品数で選ぶ上位3サービス

	サービス名	作品数
第1位	Book☆WALKER	40,000冊以上
第2位タイ	DMMブックス	30,000冊以上
第2位タイ	コミックシーモア	30,000冊以上

無料作品でも「Book☆WALKER」がランクインしています。

常に安定して10,000～20,000冊以上が無料で読めるサイトはやはり強いですし、無料試し読みの数が多ければ多いほど、特に初心者には嬉しいサービスです。

ほかにもほとんどの作品が無料試し読みできるサイトはあるのですが、そもそも「Book☆WALKER」は、作品の総数も132万冊以上あり、かなり上位で、試し読みも多数あるのは親切すぎるくらい親切です。

登録を決めかねている人も、この機能を目にしたら、つい続きが読みたくなるかもしれません。

クーポン、割引、還元で選ぶ、特にお得な５サービス

	サービス名	キャンペーン詳細
第1位	まんが王国	◎購入や使用の金額に応じて最大50％のポイント還元あり ◎限定的なキャンペーン多数 ◎来店ポイント 「来店ポイントゲット!」をクリックするだけで、1～5ポイントゲットのチャンス 5の付く日(5日、15日、25日)は、5ポイントゲットのチャンス ◎おみフリのシステム あり。昼と夜、1日2回まで引ける、ハズレ無しのおみくじ型クーポン 大吉……50％ 中吉……30％ 吉……20％ 小吉……10％ ◎対象作品に5回使える30%OFFクーポン配布 (毎日20時に配布され、２４時間以内使用可能)
第2位	ebookjapan	◎支払金額に応じてPayPayポイントが手に入るシステムあり ◎初めてのログイン時、６回使える７０％ＯＦＦクーポン配布（ほぼ全ての漫画が対象） ◎曜日ごとに異なる内容の割引クーポンの配布あり ※例 火曜日……まとめ買いがお得なクーポン配布 水曜日……１０時～２１時開催　好きな第１巻が無料で貰える抽選くじおよび、第１巻をお得に買えるクーポンのプレゼント 木曜日……まとめ買いがお得なクーポン配布 金曜日……PayPayポイントを大量にゲットのチャンス、PayPay残高での支払いで更にお得なキャンペーンを実施 土曜日……まとめ買いがお得なクーポン配布 日曜日……まとめ買いがお得なクーポン配布
第3位	Amebaマンガ	◎漫画100冊まで40％OFFキャンペーン(新規登録者限定) ◎限定的キャンペーンも多数(期間中100冊以上の無料漫画開放、特定のタイトルの15％OFFなど) ◎月額コースにて初回ボーナスポイント最大50％、継続ボーナスポイント33％ゲット  ◎LINE友達登録でポイントゲット ◎貯まったマンガポイントを、手数料無料で他のポイントに交換可能(nanacoやT-POINTなど)
第4位	U-NEXT	◎300,000本以上の映画やドラマ、アニメなど動画サービスも一緒に楽しめる ◎読み放題雑誌のコーナーあり ◎ファミリーアカウントで、月額料金を抑えて利用可能（最大４つまで増やせるため、一番安くてひとり月額約５００円） ◎毎月貰えて、翌月に持ち越せる1,200円分のポイント配布 ◎漫画の購入などで最大４０％をポイントで還元
第5位	漫画全巻ドットコム	◎漫画の全巻一気購入可能 ◎漫画にオリジナル特典が付くことあり ◎無料のクリアブックカバープレゼントあり ◎紙書籍と電子書籍両方の用意あり ◎電子書籍に使える日替わりクーポン(※４００円ＯＦＦなど)の配布 ◎購入金額に応じてポイント還元あり（紙書籍なら最大１２％、電子書籍なら最大１５％）  ◎１０，０００万円以上の買い物で送料無料

各電子書籍サービスのサイトは、今やどこも上記比較表のような、ポイント還元や無料キャンペーン、独自の割引サービスを展開し、追いつけ追い越せ状態ではあります。

しかし、比較して特にキャンペーンの数が多い、また内容の個性が特別強いものが上の５つと思われます。

「漫画全巻ドットコム」以外は、購入や利用時の還元率が安定して３０％以上と、ここまででもかなり好感度大ですが、すさまじいのは還元率以外の点です。

比べてみると、「まんが王国」と「ebookjapan」はまるで好敵手のような関係です。

他社ではなかなか真似できない、７０％～１００％ＯＦＦクーポンの配布は、この２社は最早当たり前ですし、おみフリやスタンプラリーなど、遊び心満載のデイリーミッションも忘れません。

また、一方が毎日何％ＯＦＦかできるクーポンを更新しているかと思えば、もう一方は曜日ごとにキャンペーン内容を変えることで差別化してくるなど、割引キャンペーンの応酬が面白く、まさにお互いがライバルです。

２社と比較するとおとなしめな「Amebaマンガ」は、作品総数こそまだまだ少なく、特に派手なところも無く控えめですが、サイト利用中に貯まったマンガポイントを、他のポイント(nanacoやT-POINTなど)に交換できるといった個性があります。

また、新規登録者限定で、漫画を100冊も40％OFFにしてくれるのは、目を見張るものがありますし、頑張りが感じられます。

「Amebaマンガ」はページが結構シンプルに作られているので、操作が初心者にも分かりやすいうえ、編集部さんがピックアップしたおすすめ漫画の紹介が面白く、とても好感を持たれやすいサイトです。

上記のようにキャンペーンの差別化も力を入れ始めているので、今後の磨きにも更に期待がかかるでしょう。

そして、全電子書籍サービスサイト中で最も異彩を放つと言っても良いのが、「U-NEXT」です。

書籍だけでなく、映画やアニメなどの動画配信を行うとして有名だからです。

むしろ動画サービスの面から知った人の方が多いかもしれません。

「U-NEXT」のすさまじい点は、漫画や雑誌などの電子書籍も動画配信もあるのに、工夫すれば破格で利用できるところです。

月額2,189円(税込)ですので、一見、高めの金額に眉をひそめがちですが、これはあくまで「ひとりで」利用した時の場合です。

「U-NEXT」のもうひとつの武器である、ファミリーアカウントのシステムを最大利用すれば、月額４桁の悩みは一気に無くせます。

４台までアカウントを分けることができるので、４人でひとつのアカウントを使えば、ひとりおよそ５００円になり、信じがたいほど破格になります。

しかも、毎月決まって１，２００円分のポイントが配られるため、５００円から更に安く利用もできますし、万が一ひとりで使う場合にも１，２００円分無料で買い物できるわけですから、月額2,０００円超えは誰にとってもほとんど幻です。

これだけ金額を抑えて書籍も動画も一緒に楽しめるので、他のサイトには無い強みがあまりにも光っています。

最後に、「漫画全巻ドットコム」です。

紙書籍と電子書籍の両方を扱う漫画メインのサイトでは、最も高評価を集めていると言っても過言ではありませんし、両方あるからこその付加価値が目立っています。

還元率こそ上記４つと比較するとやや見劣りしますが、電子書籍には日替わりクーポンの配布、紙書籍には、10,000円以上で送料無料のシステムなど、どちらのユーザーにも心を配っていて素晴らしいです。

紙書籍の梱包の丁寧さやオリジナル収納ボックスに定評があるほか、購入特典として貰えることのある、キーホルダーやアクリルスタンドなどのグッズも人気があります。

料金割引やキャンペーンも、それ以外の面でもユーザーに喜ばれる個性が光っているのです。

読み放題で選ぶ、読み放題作品数が多い3サービス

	サービス名	読み放題作品数
第1位	シーモア読み放題	読み放題ライト:6万冊以上、読み放題フル:14万冊以上
第2位	ブック放題	雑誌800誌以上漫画50,000冊＋漫画雑誌100誌以上
第3位	楽天マガジン	1,600誌以上

※Kindle Unlimitedは、前提として200万冊以上が読み放題のサブスクサービスに特化していますので、今回のランキングからは外し、殿堂入りとします。

上記比較表では、定められた月額(年額)料金の中で、ほぼ制限無く購読できるところを選出しています。

ポイント還元が抜きんでていても、登録料金が無料でも、結局都度購入をせねばならないサイトが多いですし、そもそも読み放題サービス自体を採用していないパターンも珍しくありません。

そんな中、上記の３サイトは指定の金額を一度払えば、期間内に何冊購読しても無料なため、真実読み放題です。

月額料金がやや高い(シーモア読み放題)、低価格で冊数多めでも取り扱う漫画のラインナップが今風でない(ブック放題)、コストパフォーマンス最強な分、雑誌しか取り扱いが無い(楽天マガジン)など、購読制限無しならではの代償も否定できませんが、それでも目的に沿えば、充分お得に読み放題の楽しさを実感できるでしょう。

また、いわゆる「読み放題」は、ジャンルとして漫画と雑誌に絞られやすいので、これらをよく読む人は必見です。

漫画をメインに読み放題をしたい人は「シーモア読み放題」が良いでしょう。

読み放題ライト(月額780円)、もしくは読み放題フル（月額1,480円）とふたつのコースから選択し、漫画の読み放題を楽しめます。

一見、金額が3桁と優しめなライトに惹かれますが、BLやオトナコミック、ライトノベルなど、一部の作品が読めないという制限付きなので、これら特定のジャンルのファンであれば読み放題フルが、全１4万冊と大量なのでおすすめです。

続く「ブック放題」は、月額550円（税込）、「楽天マガジン」は、月額418円(税込)、年額3,960円(税込)と、これまた雑誌メインではありますが、1か月の元を取るのが非常に簡単で、雑誌購読が趣味の人には愛用されています。

雑誌は1冊1冊が高額なことがあるため、実際に本屋さんで毎号買うより、上記の料金内で様々な雑誌（あるいは漫画雑誌）を自由に購読できるのは、かなり重要なサービスです。

よくある質問

Q.電子書籍は何の機器で読めるのでしょうか？

A.パソコン、スマートフォン、iPhone、タブレットなどです。

自宅ではパソコン、電車内や旅先ではスマートフォンなど、状況に応じて使い分けができ、とても便利です。

サイトによっては、これらの機器が揃っていても、リーダーアプリのインストールがされていないと購読できない場合があります。

Q.電子書籍は安くなるのでしょうか？

A.はい。電子書籍サービスサイトはそれぞれ独自のキャンペーンや割引サービス、ポイント還元を展開し、頑張っています。

例えば、はじめの３０日間だけ完全無料で利用できたり、購入のたびに何％分かポイント還元されたり、突発的な半額キャンペーンが来たり、1日1回のくじ引きで割引クーポンが配布されたり、と挙げきれないほど多くのパターンがあります。

このように毎回サービスを利用していけば、紙書籍を本屋さんで、定価で購入するよりだいぶ金額を抑えることができるのです。

Q.でも、成人向けの作品が沢山あるところは、きっと高額ですよね？

A.いいえ。そうとは限りません。

確かに、成人コンテンツというと、別料金かつ高額なイメージは付き物でしょう。

実際、「DMMブックス」や「シーモア読み放題」のように大人向けコミックの読み放題に関しては別途月額料金を設けているサイトもあります。

しかし、そういったところでも最初の何日間かは無料で利用できるなど、何かしらの対策をしていますし、これはあくまで上記ふたつのサイトの「読み放題」コースに関してのみの話です。

通常は、どのサイトでも定められた月額料金を払う、また一般ジャンルと同じような金額での都度購入で、大人向けのBLなどお色気ジャンルでも定価で普通に購読できるのです。

Q.オフラインで読めますか？

A.はい。電子書籍は各々、端末にダウンロードしてしまえば、オフライン状態でも購読可能です。

中には専用のリーダーアプリを推奨するところもあります。

登録先のサイト都合に合わせてアプリをインストールしてください。

Q.もしその該当のサイトがサービス終了しても読めるのですか？

A.はい。勿論、専用のアプリが残っており、そこに既にダウンロードされた作品があれば、それだけは引き続き読めるという場合もありますので、全てが購読不可になるわけではありませんが、サイトが終了すると全く読めなくなる場合もあります

サービス終了により、閲覧権限が無くなるからです。

しかし、終了したらしっぱなしではなく、何かしらのメリットを残すなど、フォロー体制がある場合が多いです。

例えば、新規書籍サービスへの移行、他の会社への情報引き継ぎ(引継ぎ先の会社で継続して購読可能)、購入額をポイントで返金、などが挙げられます。

終了に伴い、全ての作品が手元に残せないとなると残念ですが、データの引継ぎや返金処理があるのであれば、安心して使い続けることはできるでしょう。

まとめ

現在、電子書籍サービスはさまざまなものがありますが、その中でもそれぞれ特徴がある事がわかっていただけたかと思います。

自分の目的に合った電子書籍サービスは、比較することで見つけることができるでしょう。

こちらの記事が電子書籍サービスの選択に役立ちましたら幸いです。